著者 石井尊子
出版社 東洋学術出版社
価格 3600円(本体価格)
お薦め度 ☆☆☆☆
マンガの主人公は、薬剤師であり、国際中医師でもある姜乾くん。その姜乾くんが、やさしく、わかりやすく中薬学を教えてくれます。
中医学の中でも、とりわけ数が多いのが生薬(中薬)。
おもだったものだけでも相当数に達します。
その数に圧倒されて、その数を一つ一つ追っていくことももちろん大事なことです。
しかし一度その中に取り囲まれてしまうと、木を見て森を見ずという感じになってしまい、肝心なところを見失ってしまうことがあります。また、一つ一つ覚えていくにしても、もう少し大まかな概論的なところを押さえていくことで、記憶も定着していくようなところがあります。
といっても、中医学の学校はそんなに時間がありませんので、概論のところはかなりすっ飛ばしていきます。
中薬学という学問の骨子のところは、自分で補わなくてはいけません。
でも、そこがまた地道なところになるので、なかなか手が回らなかったり・・・。
分っているのではありますけどもね・・・。
そこで本書の登場であります。
本書は、中薬学の核となる部分や、今さら聞けないようなちょっとした疑問点を分かりやすく説明してくれています。
[quads id=1]ゆるいキャラクターで入りやすいのですが、マンガの部分も意外や意外ガッツリ目ですし、マンガの部分の後の解説も本格的。
学びはじめの初心者にもおすすめできますし、ちょっと勉強してきたけど、一度復習でもしようかなと振り返るのにもちょうど良い内容かなと思います。
本の値段はちょっと高いかなと思いますが、全ページフルカラーですので、致し方かなと・・・。
そのあたりを差し引いても、お薦めです。
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都内で鍼灸師をしています。国際中医師の免許を取得するため、勉強中であります。
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