扁鵲が実在したのか?
扁鵲について
扁鵲とは、司馬遷による『史記』の中に出てくる伝説の医療者のことです。
その『史記』の中にある「扁鵲倉公列伝」では、「姓は秦、名は越人」と記されており、特に日本の鍼灸師の間でよく読まれている『難経』の著者こそが、扁鵲ではないかといわれています。
扁鵲については、『難経』の解説書としていまだに読み継がれている『難経の研究』に詳しいので、参照してみて下さい。
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扁鵲が実在していたニュース
扁鵲は伝説の人物ではないかといわれ続けてきました。
また、扁鵲は個人ではなく、医療行為を専門にする医療集団で、点々と旅から旅へと医療を施して中国全土を歩き回っていたのではないかという説もあります。
扁鵲について、そんな様々な憶測があるのですが、この度、扁鵲は実在してたということが調査によって明らかにされたということがニュースになっていました。
それがこちらです。
[quads id=4]ニュース本文中に、「2012年、「老官山漢墓群」から920本余りの医学竹簡と漆器製の人体経穴模型1体が出土した。」とありますが、これまでは、医学関連の遺跡といえば、馬王堆漢墓の遺跡から発掘されたものなどが有名でしたが、最近このような発掘調査がされていたのも驚きですね。
何か新しい発見がされて、臨床にもフィードバックされるとおもしろいでしょうね。
[quads id=5]都内で鍼灸師をしています。国際中医師の免許を取得するため、勉強中であります。
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