お屠蘇の手作り教室
佐賀新聞LiVEより
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/160386
そもそも私は「おとそ」を「お屠蘇」と書くことすらこの数年知りませんでした。
結婚してはじめてのお正月を奥さんの実家で過ごしたのですが、そこでは義理の母が「おとそ」を作って待っていてくれました。
それが私の正式な「お屠蘇」初体験。
そこではじめて「お屠蘇」がただのお酒ではないことを知り、そしてお屠蘇には漢方薬の生薬が入っていることも同時に知るのでありました。
はじめて飲むお屠蘇の感想は、「養命酒みたい!」というのが率直なもので、個人的にはとても美味しいと感じました。私はお酒をほとんど飲めない体質なので、飲み過ぎないように気をつけなくてはいけないのでありますが。
『本草綱目』によりますと、屠蘇散の処方は赤朮・桂心・防風・抜契・大黄・鳥頭・赤小豆。
現在は、山椒・細辛・防風・肉桂・乾薑・白朮・桔梗が一般的だそうです。
そんなお屠蘇を、古式に則って薬研(やげん)を使って自分で作れるなんて楽しい企画ですね。
【参考資料】
→ 中富記念財団「中富記念くすり博物館」
都内で鍼灸師をしています。国際中医師の免許を取得するため、勉強中であります。
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