こちらの本は、タイトルが今となっては性差別的ではありますが、読む価値はあるかなと思います。
鍼灸治療家にとっても、これから多くの女性の声を聴き、女性の身体を治していくことは、女性の社会進出に対しての支援にもつながりますし、ひいては社会貢献にもつながることになります。そこで、女性の身体についてよく知っておく必要があります。治療の面では鍼灸医療・東洋医学的なアプローチをするわけですが、患者さんの声を聴くためには、女性の身体を現代医学・現代生理学という面でしっかりと把握しておく必要があります。まず生理はどうして起きるのかなど、基本的なことは押さえておかなくてはいけません。本書では、このような基本的な現代生理学の知識を学ぶことができ、また、それをベースにした男女の身体・機能の違いによる性差、そしてそこからくる男女の性格や動向の違いなど、幅広く、そして読みやすい例を挙げながら述べられています。
女性の場合、月に一度の生理があるため、貧血になりやすいところがあります。また、無理なダイエットをして、栄養失調になっている方も見受けられますので、こういった本を通して知っておくことは大切です。
何かと参考になりますので一冊置いておくと便利です。 [quads id=4]
都内で鍼灸師をしています。国際中医師の免許を取得するため、勉強中であります。
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